おいとま教師の記録

休職中教師の記録

病気の発症2 教頭との出会い

 前回の続きです。

 コロナ禍ということもあり、運動会が2回延期になったこともあった。運動会が延期になったことにより、研究従業と運動会と修学旅行が一週間おきにやってくるという通常では考えられないスケジュールになり、私は精神的にも肉体的にも疲弊した。そんな時も、勤務時間が終わり、残業をし、帰ろうとした時に校長室に呼び出された。「ぶっちゃけ今どんな調子だ」と聞かれたので、「正直しんどいです。」と伝えたら、「お前のスケジュール管理の仕方がダメだから、精神的にも肉体的にもキツくなっているんだ。」と言われる始末だった。

 一つ一つの仕事に100%を求められ、教頭の思うようなものになるように仕事を進め、教頭の為に仕事をすることで、もともと低かった自己肯定感や自尊感情は底を尽きていった。全てに全力投球なので、仕事を捌くのにも時間がかかり、帰るのが毎日11時や12時近くになっていった。翌朝5時には起きて出勤しなくてはいけないので、体力も使い果たし、疲弊していった。

 同僚からも「本当に大丈夫?」と聞かれることも多くなった。自分でもどんな顔をしているのかわからない。笑顔も作れない。「大丈夫です。」としか答えられな苦なった。血便も続いた。出勤中に胃がキリキリと痛み、吐き気を催すようになった。ご飯が食べられなくなった。毎日に希望を持てない。自分に価値なんてないと思うようになった。

 反抗はできない。自分や環境に負けられない。休むことは逃げだ。この状況から逃げることは自分の成長の為にならない。そう考えていた。2022年9月、ついに耐えられなくなって休むことになった。

 この日何があったのかは次回、「病気の発症3」に書きたいと思います。